おはようございます!京都市山科区の渋谷街道沿いにある、じとう接骨院の院長、地當です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。このブログをご覧のあなたは、きっと何かしらお身体の不調を抱えていらして、それに対して当院がどんな施術をするのかについて興味をお持ちだと思います。
 
そこで、今回は脚のすねの痛み(シンスプリント)の患者さんを例に、当院での施術の特徴ついて【問診】【検査】【施術法】の順に簡単に説明させていただきます。

【問診】
患者さんは、バドミントン部に所属されている10代の女性です。
当院はどんな些細なことでも丁寧にお話をお聞きします。この方の訴えは次のようなものでした。

・昨年(2022年)9月にバドミントンの大会で足を滑らせた
・12月くらいから両足のすねの内側に打ち身をしたような痛みを感じ始めた。特に左脚の方が強く感じる。
・この(2023年1月)2週間くらいは、ジャンプして着地の瞬間に「ズキン」と痛む、練習が終わると普通に歩くことが出来ずに引きずり気味に歩く
・「まだ、練習は出来るけど、これがひどくなるとどうなるか不安です」

痛みはもちろんのこと、練習する毎に痛みを感じたならば、このまま治らなくてドンドンひどくなってクラブ活動を続けられなくなるかも・・と不安に感じてしまうのは無理もないことです。
当院は、痛みを取るだけではなく、不安を感じる事無くご本人様のやりたいことができるようになる!そのことがもっとも大切だと考えています。

【検査】
現在のお身体の状態を確認するため、立っていただきます。
・距腿関節(足関節)の距骨の位置が内側に偏っています

ジャンプしてからの着地、強く打ち込むといった動きをしてもらい状態を確認します。
・脛の内側下3分の1部分に痛みを訴えられます

寝た状態でどこの場所が痛いのかを教えていただきます。
・脛の内側下3分の1部分を指されます。
・その部分を触ってみると熱を持っており、少し浮腫んでいます。
・さらに細かく部位を特定するため、想定される原因と考えられる部分を押すと、
「あっ、痛い!」とのことでしたので詳細な部位が特定されました。

ちょっと専門的ですが、この時点で、治療対象の部位を足首の位置異常(専門的には距腿関節といいます)。そして長趾屈筋と後脛骨筋の滑走障害と仮説しています。

次に、その部位が根本原因なのかを確認するために、そこを手で圧迫した状態で足首を動かしてもらいました。
「う~ん、無茶苦茶痛いです・・・」

もう少し骨際も丁寧に触察していくと
「うわぁ、そこが痛い」
ということです。

評価した結果
・治療対象を距腿関節の位置異常、長趾屈筋と脛骨、そして長趾屈筋と後脛骨筋間の滑走障害と判断しました。

問診とこれまでの複数検査から、症状の原因を次のように判断しました。

・シンスプリント重症度分類(Walsh分類)のstage2の段階である。

・シンスプリントの原因として足の指の使い方に問題があります。
足の指には曲げる、反らす、開くといった動きがあります。

シンスプリントになる方の特徴として曲げる力が強すぎて反らす、開くといった動作が上手くできないということがあります。
曲げる事ばかりになってしまうと、「指を曲げる方向の筋肉ばかり使ってしまう」という問題が起こってきます。

曲げる筋肉の代表的なものが長趾屈筋です。
この筋肉が脛の内側の骨の脛骨に付いています。
長趾屈筋が働き過ぎることによって、持続的なけん引力が働いて筋肉と骨の境目の所で炎症が起こってしまいます。
この状態が続くと長趾屈筋の深層にある後脛骨筋との間にまで炎症が拡がってきます。

・この方のケースですと、12月の大会で足を滑らせた際に距腿関節に剪断力がかかり骨の位置が偏ってしまった。
・足部の正常な動きが損なわれた状態で練習を続けた。
・結果、地面を掴もうとして曲げる動きが多くなってしまいシンスプリントに繋がったと判断しました。

【施術】
 導き出した痛みの原因を解消するために、筋肉や骨格などに対して必要な場所に適切な刺激を与え施術していきます。身体の状態によって強度、刺激量も異なってきます。強ければ良いというものではありませんので、それぞれに合った整体を行います。
当院では、骨の位置の偏りを正すために「マイクロけん引術」、滑走障害を改善するために「筋膜リリース」という施術を行っています。

「マイクロけん引術」は、骨の位置関係を正しい位置(ニュートラルポジション)にガイドして、わずかな力でその位置をキープすることによって関節の状態を整復させる施術です

「筋膜リリース」は、連結している筋肉の一方を固定して、もう一方を動かすことで筋肉同士の癒着を剥がして滑りを回復させて本来の機能を改善させる施術です。
例えると「机に張り付いてしまったシールを丁寧に剥がしていく」そんな感じです。

 今回は、患者さんにベッドにうえむけの状態で寝てもらい、まず「マイクロけん引術」にて関節を整復したのちに、うつ伏せになっていただき下腿部を温熱療法によって温めました。
次に長趾屈筋を下に引き下げて固定し足首を動かしてもらうことで後脛骨筋の癒着を取り除く施術を行い、さらにツボ(経穴)を利用することによって、筋膜を整えました。そうすることで、滑りの悪さ(滑走障害)が取れて本来の動きを取り戻すことができました。

 
シンスプリントの症状を改善するために、セルフケアとしては足の指をしっかりと反らして15秒間キープ、開いて15秒間キープするといったエクササイズを課題として提案させていただきました。

施術後に立ち上がった患者さんから「お~痛くない、軽い!」と喜んでいただき、この日の治療を終えました。
帰り際玄関にて靴を履いて「あっ、痛くない全然違う(笑)」ということで、こちらとしてもお役に立てたかなと嬉しく感じました。

その後、エクササイズをしっかりとしていただいた効果もあって3回の施術で「最も痛かった時を100とすると10くらいになりました。練習をしても痛みを気にせずに思いっきり出来ています」と報告をいただき、私も自分のことのように嬉しかったです!

このような方が一人でも増えるように、じとう接骨院は次のような方針で症状改善のお手伝いをしています。

・丁寧な【問診】と正確な【検査】によって症状の原因を正確に見極める
・原因と症状、両方にアプローチするオーダーメイドの【施術】を行う
・改善すべき習慣、オススメの運動などをおわかりやすく説明する
・無理のない治療計画を立て、症状改善まで責任持って最後までお付き合いする

当院の究極の目標は、日常生活をニコニコと過ごすことができないあなたの「お困りごと」を解決することによって、「生き生き」と「ありのままの自分」として輝いていただくことです。

お身体の不調や痛みに限らず、お困りごとのある方は、是非一度、私に相談にいらしてください。じとう接骨院は、自分の事を表現するのが苦手で痛みや不調を話す機会が無い方でも、安心してありのままのあなたでいることができる場所です!

なお、当院は院長一人で施術を行っていますので、一日に対応できる患者さまの人数には限りがあります。保険治療の対象ではない慢性的な腰痛や肩こりの辛さや、原因不明の症状による不安から一刻も早く解放されたいという方は、お早めにご予約を確保いただくようお願いいたします。

院長 地當 健一

受診をご希望の方は、075-595-0889まで、今すぐお電話ください。
じとう接骨院サイトhttp://jitohone.com/ ←こちらも見てくださいね。

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