当院の考える整体とは
整体と聞くと骨を「ボキボキ」して骨格の矯正を行うイメージをお持ちの方も多いと思います。
しかし当院では、単に骨格の矯正を行うことだけを目的とはしておらず、関節一つ一つの動きを確認し、関節の動く範囲が狭くなったところを見つけて筋肉・関節・靭帯などを調整する方法で整体をおこなっております。
その人の持つ本来の姿、一番楽である姿に戻すことを目的として、手技療法をベースにして私独自にいろいろな手技を交えたオリジナルの整体です。
体の歪みと痛みの関係
よく患者さんに「私の体は歪んでいますか?」「背骨は歪んでいますか?」と聞かれることがあります。
身体の構造的にみると、体の歪みは全身の様々な症状に影響を与えると考えられます。
骨のバランスで立つことが大切
背骨のS字カーブが正しく保たれて骨格が正しく並んでいれば、ほぼ骨のバランスで上手に身体を支えることができます。しかし、骨格が歪んでいると骨のバランスだけで身体を支えることができないので、筋肉や靭帯、椎間板などに負担をかけて身体を支えることになり、ただ立っているだけでも負荷はかかり続け、それが長年つみ重なって様々な障害を起こすのです。
また、背骨や骨盤の歪みは腰の痛みだけにとどまらず、足や腕、首、頭部…と全身と密接に関係しており、たとえば、首の痛みや肩こりの原因が実は骨盤の歪みであったり、膝の痛みの原因が実は股関節の動きが悪さだったりすることもあります。
そのため、全身のバランスをみて「なぜその場所に痛みが出るのか?」という原因を把握していくことが大切です。
骨格と筋肉の関係
骨格は筋肉に支えられています。骨格が歪んでいると体が傾いてしまわないように、引っ張る筋肉と縮んで固まる筋肉の2種類の緊張で支えようとするため、長い間歪んだ姿勢でいればいるほど筋肉にがんこなクセがついています。そして、コリの親玉ともいえる「トリガーポイント」が生まれてしまうのです。その人本来の正しい姿勢に戻すためには、この筋肉のコリの親玉である「トリガーポイント」を解消しなければなりません。
トリガーポイントとは?
トリガーポイントとは、疲労した筋肉の中にできる「硬く凝り固まった部分」のことです。
腰痛、肩こり、頭痛、股関節痛、膝関節痛などの慢性的な痛みは、筋肉内のトリガーポイントが影響していることがわかってきました。
身体を鍛えるその前に…
「体幹を鍛えると体にいいから」と、腹筋や背筋を鍛える筋トレに励む方もいらっしゃいますが、トリガーポイントが存在するまま筋肉を鍛えると、歪みをさらに強固にかためることになり正しい姿勢に戻す妨げになる可能性があります。また、ただでさえ体に問題を抱えた人が行う筋トレは首や腰を痛めがちで、かえって状態を悪くしてしまうことも珍しくありません。
腹筋・背筋は大切ですが、やみくもに筋トレをするのは控えたほうが良いでしょう。専門家から見て治療の効果が表れて、「この体の状態なら筋トレを始めても大丈夫」と許可が出てから始めるのが賢明だと思います。
国家資格保有者による施術
私は1998年に柔道整復師の国家資格を取得した体の専門家です。
柔道整復師とは、専門機関で解剖学・生理学・運動学・リハビリ学・柔道整復術などの医学の知識を時間をかけて幅広く学び、国家試験に合格することで厚生労働大臣から認められた国家資格です。
柔道整復師は捻挫や打撲、肉離れ、脱臼、骨折の専門家であり、いわば筋肉と骨、関節のプロと言えます。
私はこの国家資格を、専門機関で3年間かけて学び、開業までの約8年間の修行期間と開業してから現在まで、多くの患者さんを診させていただき臨床経験を重ねてきましたので、安心してご相談ください。
整体治療の流れ
1.問診
あなたの症状や身体の使い方、日常生活の中でどんなことに困っているかなど詳しくお聞かせください。
たくさんの情報をいただくことで、その後の検査や治療を的確に行うことができ、あなたの身体に余計な負担をかけることなく治療することができます。
2.検査
患者さん自身に「今の自分の体は、どこにどれだけの歪みや負担がかかっているのか」を知っていただく必要がありますので、体の傾き、筋肉の緊張による動きの制限、左右の差などをチェックさせていただき、どのような状態にあるのかを把握していただきます。
問診と検査から患者さんの痛みを出している場所をさがし、なぜその場所に痛みが出るのか痛みの原因を判断します。
導き出した痛みの原因にアプローチできるように治療方針を決定します。
3.治療
導き出した痛みの原因を解消するために、筋肉や骨格などに対して必要な場所に適切な刺激を与え施術していきます。
体の状態によって強度、刺激量も異なってきます。強ければ良いというものではありませんので、それぞれに合った整体を行います。
4.治療後のチェックと治療計画
治療によって一旦正しい動きを取り戻していても、普段の日常生活や仕事環境などですぐにもとの体に戻ることが考えられます。それは、ゆがみがある状態の方が当たり前の体になってしまっているせいなので、たとえ体に負担のかからない状態であったとしても、居心地が悪いのです。
体の細胞は入れ替わるのに3ヶ月かかると言われているおり、体に正しい姿勢や状態を覚えさせるには同様に2ヶ月から3ヶ月が必要と言えます。そのため、正しい姿勢や状態を体に覚えさせるには、整体などで整えるだけではなく患者さん自身の協力が必要不可欠です。体を良い状態に持っていくことを一緒に考えていくために、生活の中で気をつけることなど丁寧にアドバイスさせていただきます。
もし、あなたが体に不調を抱えて、日常に不安を持って生活されているのであれば、私はあなたの体の不安と悩みを全力で解決します。「本気で治したい」と思われている方は、お早めにご予約ください。
(柔道整復師 地當 健一 監修)