腰椎椎間板ヘルニアでお悩みの方へ
初めましてじとう接骨院 院長の地當です。私は開業して16年以上、延べ2,000人を超える「腰のヘルニアだ」と診断され、腰椎椎間板ヘルニア(ようついついかんばんヘルニア)に悩むたくさんの患者さんを診てきました。
現在私の院では、「病院で検査の結果ヘルニアと診断され手術を勧められたが、できれば手術は避けたい」「何軒もの治療院に行ってみたけど良くならない」という患者さんに、治療後の痛みの軽減や動きやすさなどを実感していただいております。
「腰のヘルニア」と診断され、痛みと不安を抱えている方のために、腰椎椎間板ヘルニア(以下、腰のヘルニア)の治療について書いていきますので、ぜひじっくりお読みください。
我慢を繰り返していませんか?
腰痛や坐骨神経痛の症状で病院で診てもらい、「腰のヘルニアですね」という診断を受けて不安になられている方がおられるのではないでしょうか?
当院には、
「このまま仕事をしていけるのかな?」
「手術しないと治らないのかな?手術は絶対に嫌だ」
「これから一生付き合っていかないとならないのか?」
と、不安な気持ちになってしまっている方がたくさん受診されています。
「椎間板ヘルニア」って?
成人の背骨は、
- 7個の頚椎(けいつい = 首の骨)
- 12個の胸椎(きょうつい = 胸部の骨)
- 5個の腰椎(ようつい = 腰の骨)
- 1個の仙骨(せんこつ = お尻上部の骨)
- 1個の尾骨(びこつ = お尻下部の骨
からなっています。
それぞれの背骨と背骨の間には椎間板ついかんばんという、いわばクッション材があり、椎間板の中心には髄核(ずいかく)と言われるゼリー状の軟らかい組織があります。
この椎間板の中にある髄核(ずいかく)がなんらかの原因で漏れ出すことを「椎間板ヘルニア」と言います。
椎間板の後ろには神経が通っており、正常な椎間板の場合、体の曲げ伸ばしによって神経は障害物なく脊柱管内を痛みもなくスムーズに滑ることができます。しかし、椎間板ヘルニアになると、漏れ出た髄核(ずいかく)によって、後方にある神経は圧迫されて上下にスムーズに動くことができなくなってしまいます。この動きにくい神経に歪みの力が加わることで、腰痛や足の痛みなどの症状が出ます。場合によっては足のしびれ、冷たさ、足の麻痺などを起こすこともあります。
極まれに腰のヘルニアでも、下肢のマヒや膀胱直腸障害(尿や便が出なくなる障害)などの重篤な症状や後遺症を引き起こす場合があります。そのような重度な腰のヘルニアと診断されるのはわずか数パーセントですが、注意が必要です。
「椎間板の異常 = 腰痛」と思っていませんか?
以下のような有名な研究結果があります。これは国際腰椎学会(ISSLS)のボルボ賞を受賞した研究で、「腰痛研究界のノーベル賞」と言われるほどの名誉ある賞です。
椎間板ヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者46名と、年齢、性別、職業などを一致させた健常者46名の腰部椎間板をMRIで比較した結果、健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が確認された。
http://1.usa.gov/iN3oKG
つまり、「健康な人でも4人に3人はヘルニアを持っている」ということなのです。
この世界的な研究結果により、「ヘルニアだから」と悩まれている方の腰痛や坐骨神経痛は、必ずしも腰のヘルニアが原因ではないということがわかります。
腰のヘルニアのほとんどは自然に治る
椎間板から髄核(ずいかく)が漏れて神経を刺激すると、炎症が起きて様々な症状が出るとされています。しかし、実は漏れた髄核(ずいかく)は、体内で異物と認識されて細胞により吸収、分解され次第に小さくなっていきます。
つまりヘルニア自体は時間の経過とともに自然に治るものなのです。ですから首のヘルニアだからと言って、必ずしも不安になる必要はないのです。
なぜ腰痛がいつまでも続くの?
腰のヘルニアと診断された方の中には、「腰痛や足の痛みが何年も続いている」という方がいらっしゃいます。ヘルニアそのものは数ヶ月で消滅してなくなるはずなのに、腰痛や足の痛みが続くということはヘルニアの他に原因があると考えられます。
実は、このような腰痛や足のしびれの原因は、筋肉や筋肉を包んでいる「筋膜」、そして骨と骨をつなぐ「じん帯」などにあることが多く、日常生活の中で長時間の同じ姿勢でいることや、仕事や家事などで反復動作をすることが身体には負担となって起こることが多くあります。
日常生活の中での身体への負担が積み重なると、骨盤などが歪んで骨格が傾いていてしまいます。傾いた骨格では上手く体重を支えられないため、筋肉などを緊張させて身体を支えることになり、筋肉やじん帯、椎間板などに負担をかけることになります。
疲労した筋肉は硬くなり血流が悪くなってしまい、硬くなった筋肉は正常に働くことができなくなり、それを無理に動かそうとすることで痛みがでます。その負担が長年つみ重なると、やがて痛みやしびれなど不快な症状を生み出すと考えられます。
薬で痛みを抑え炎症がおさまっても、根本的な体のバランスや姿勢の問題がそのままならば、痛みの再発を繰り返すことにもなります。
ですから当院では、治療だけではなく日頃のセルフケアや生活指導も行っており、それらを合わせて初めて長引く腰痛や足の痛み、しびれが改善されていきます。
腰のヘルニアによる症状を根本改善するための治療
「生活の質を向上させる」治療
というような状態をいかに早く改善させるかと同時に、首のヘルニアが再発しないようにすることを考えており、そのために症状と原因の両方にアプローチする治療をおこなっております。
体の外側、内側から全体的にとらえる治療
筋肉や骨格はもちろんですが、じとう接骨院では「栄養素」という体の内側からの視点も治療に取り入れております。体の外側(筋肉や骨格)、体の内側(栄養素)、の両方から体を全体的にとらえて治療することによって、さらに治りやすい身体にしながら症状の改善へと導いていきます。
じとう接骨院の腰椎椎間板ヘルニアの治療
1.問診
初対面で緊張されているかもしれませんが、つらい症状をよくするためにあなたの今までのことを詳しくお聞かせください。
あなたの症状や身体の使い方、日常生活の中でどんなことに困っているかなど、たくさんの情報をいただくことでその後の検査や治療をより的確に行うことができ、あなたの身体に余計な負担をかけることなく治療することができます。
2.検査
患者さん自身に「今の自分の体は、どこにどれだけの歪みや負担がかかっているのか」を知っていただく必要がありますので、体の傾き、筋肉の緊張による動きの制限、左右の差などをチェックさせていただき、どのような状態にあるのかを把握していただきます。
問診と検査から患者さんの痛みを出している場所をさがし、なぜその場所に痛みが出るのか痛みの原因を判断します。導き出した痛みの原因にアプローチできるように治療方針を決定します。
3.治療
①症状の改善
まずは、つらい症状を取り除くために対処療法を行います。筋・筋膜治療やトリガーポイント療法といった、筋肉に直接アプローチする治療で局所の症状を改善します。肩こりや、手のしびれを発症させる一例として、肩甲骨の周りや首の付け根に、腕までしびれをとばす、トリガーポイントがあることが知られています。(出典:『トリガーポイント疼痛パターン』エンタプライズ社より)
これらの筋肉のトリガーポイントを正確に施術することで、短期間に症状が改善する方が多くいらっしゃいます。
トリガーポイントについて、詳しくは[トリガーポイント療法]のページをご覧ください >>
②体の歪みの改善
局所の症状を取り除いたあと、原因である骨格のバランスを整えるため、骨盤を中心とした全身のバランスにアプローチします。骨格のバランスが良くなると、主に骨で体重を支えられるようになり、筋肉や関節の負担が減り、筋肉のコリも減ってきます。そうなると血行不良や神経圧迫の原因が減り、腰痛や足のしびれの 「原因」が解消すると考えています。
③栄養療法 -正分子療法- (体の内側へのアプローチ)
バランスが整い筋肉のコリが減ることによって、血流が改善したとしても血液の中に身体を作る材料が不足していれば身体は修復できません。そこでビタミン、ミネラル、プロテインなど身体を作るのに必ず必要となる栄養素を用いて身体を内側から治療します。
この3つの方法を組み合わせることで体全体のコンディションがよくなり、
- 余計な体の緊張がとれて疲れにくくなった
- よく眠れるようになった
- 体のバランスがよくなって動きやすくなった
など、多くの方が体調の変化を実感されています。
私が全力で守っていきます
もしあなたが腰のヘルニアと診断されたことがあり、腰痛や足のしびれでお悩みであれば、痛みや不調の原因を考えてしっかりと治療することで、症状が良くなる可能性は十分にあります。決して諦めないでください。あなたの弱った体を全力で守っていきます。
本気で腰のヘルニアを治したい方は今すぐご予約を!
「今までいろいろな治療をしたが全然良くならない」と、適切な治療をせずに放置しておくことで、どんどん症状がひどくなってしまうことが非常に多いです。症状が出てから日が浅い場合や軽い症状の場合は改善も早くなりますが、長期間適切な治療をされていない方は治療期間も長くなってしまう傾向にあります。決して我慢しないで腰の痛みや違和感を感じたら今すぐご予約ください。
初めての方は1日3名様まで
患者さんお一人お一人としっかり向き合って治療しておりますため、1日に診ることのできる新患の人数は3名様までとなっております。
おかげさまで最近はたくさんの患者さんに来院いただいており、当日予約が難しい状況になっていますので、肩こりでお悩みの方は今すぐご予約をお取りください。
もしご希望の日時の予約が取れない場合はご容赦ください。
(柔道整復師 地當 健一 監修)