みなさんおはようございます!京都市山科区の渋谷街道沿いにある、じとう接骨院の院長、地當です。

実は、私、Kindle出版で電子書籍を一冊出版しております。
ほぼ自伝です(笑)
それを、ブログで順次公開しようと思います。
先ずは、前書きから。
読んでいただけると嬉しいです。
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「あ~、なんやねん、どうして治療所で泣くかなぁ」

患者さまが居なくなった、受付でぽろぽろと涙を流す妻を前にして、先ずは、心配し、そして次の瞬間憤然としました。

結婚する前から、受付として手伝いに来てくれていました。
そして、そのころから
「接客は、苦手なのよねぇ」と言っていた妻・・・院長の奥さんと言う立場があるので、全ての患者さんに対してニコニコと対応しなければならない・・・と頑張ってくれていたのですが、苦手なことを続けることに限界を迎えたのですね・・・

涙を見た瞬間「あ~、今まで我慢させていたんやなぁ、申し訳ないな」と感じたのですが・・・

次の瞬間「何やってんねん、家族なんやし、苦手でも一緒に家業を盛り立てていくのが当たり前やろう。俺は頑張っとんねん、お前も頑張らんかい」と、半分怒り交じりの感情がこみ上げてきました。

泣いている状態の妻を治療所に居させることも出来ないので
「今日は、もう仕事はしなくていいし家で休んでおいて」と少しぶっきらぼうに声をかけ、その日は残りの仕事を一人で行ったのです。

仕事が終わって、話し合いたいと思ったけれど・・・
お互いに何となく気まずくて、表面上は何もなかったかのようにふるまって、一日が終わっていく・・・

「あなたにもこんな経験あるのではないでしょうか、
夫婦なのだから、当たり前やろうと思ってしまう。
そして妻の悪い所を探して、悪いのは妻だと、自分を正当化する。
話し合いたいと思っても、何となく気まずいからスルーしてしまう。
そんな経験です。」

実はこの話は、私たち夫婦が結婚して2年程たったある日の午後の出来事だったのです。

そんなことがあった後も、妻に受付をしてもらわないと患者さんに迷惑をかけてしまうので仕事に出てもらう日が続きました。
そして、お互いにギクシャクしながら・・・

頭の中では
[う~ん、合わない仕事してもらうの申し訳ないなぁ~→イヤイヤ、夫婦で家業を盛り立てるのは当たり前や、うちの両親もそうしてきたし、妻の実家も家族で商売をしているのだから当たり前のことや→俺は頑張っとるねん、お前も頑張らんかい→この結婚は上手くいかないのかなぁ、何とか妻に変わってほしいなぁ]

という思いがグルグルと周り続けているそんな状態でした。
今考えると、随分自分勝手な考え方をしていたと猛反省ものですが・・・

そして、ある休日、一人で近所の本屋をブラブラしていると、目立つ緑色の背表紙の本が目に飛び込んできたのです。

『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく!~

パターンを変えれば・・・変えれば・・・うまくいく・・・

これって、妻に必要な言葉ではないの~(いや~傲慢この上ない)と、迷いなく購入したのでした。
そして、妻に渡す前に自分も読んでみないと、と読んだのです。

会話方式で進んでいく本を読み進むうちに・・・
ジンワリと私の額から汗が出てくるのを感じました。
特に汗が出たところは・・・

「自分への裏切りって・・・
1自分が他の人のためにすべきだと感じたことに背く行動を、自分への裏切りと呼ぶ
2いったん自分の感情に背くと、周りの世界を、自分への裏切りを正当化する視点から見るようになる
3周りの世界を自分を正当化する視点から見るようになると、現実を見る目がゆがめられる。
4したがって、人は自分の感情に背いたときに、箱に入る」

な、な、なるほど・・・もしかして、自分って「箱」に入っているのでは・・
いや、入っているよな・・・完全に・・・

自分への裏切りに当てはめてみると

1・う~ん、合わない仕事してもらうのは、申し訳ないなぁ~←妻への素直な感情
2・イヤイヤ、夫婦で家業を盛り立てるのは当たり前や、うちの両親もそうしてきたし、妻の実家も家族で商売をしているのだから当たり前のことや、俺は頑張っとるねん、お前も頑張らんかい←自分への裏切りを正当化する

3・この結婚は上手くいかないのかなぁ、何とか妻に変わってほしいなぁ←現実を見る目がゆがめられる

4・1~3に当てはまっているということは自分が、箱に入っている

夢中になって一気に読み終えました。

そして、気が付いてしまったのです・・・

「変わるべきは、自分であると・・・」

その一冊の本に出合うことによって「先ずは、自分が箱から出る必要がある」と感じた私は、その本何度も読み返しました。

特に後半に書いてある「箱からどのようにして出るか」と言う章を何度も何度も読み返して「箱から出た状態」を保つ、そんな行動を実践したのです。

そうすることで、わだかまりが無くなり、お互いに自分の感情に素直に従うことで、現実を素直に見ることが出来るようになったのです。

そして、院の受付をしてもらうために、お手伝いさんのようなことをしてもらうために結婚したわけではない。
好きだから、ずっと一緒に居たいから結婚したのだという現実を!

そうすると、いつの間にか周りの方々から「いつまでも仲がいいな~」と冷やかされるような夫婦になったのです。

そして、「箱から出た状態」を保ち、現実を素直に見るという事は、妻に対してだけではなく、患者さん、両親と言った私にかかわりのある人々に対しても必要なことだと気が付いたのです。

患者さんが慢性的な痛みの為にお悩みで、治療を受ける必要があるとするならば、
治療家が安心であると感じてもらうことが必要なのだ。

そのためには、親身になって、患者さんの訴えを聴いて、状態をしっかりと確認して、現状を説明してすることで、安心安全を感じてもらう「ひとがら治療家」になろう。
そして、私は、そのような治療家になりたいと常々思っているのですが、

そうはいっても、箱から出ただけでは「ひとがら治療家」と言うには足りないものがあったのです。

そんなわけで、それから私の「ひとがら治療家」としての旅が始まったのです。

この本を書くという過程の中で、妻との出来事より、もっと前から「ひとがら」というキーワードが私の中で大きなものであったと気が付いていくのです。

それは、人として生まれて、人間として成長してく過程で最も密にかかわりあう家族の存在、そして縁があって関わってくださった人々の「ひとがら」なのです。

この本を書くことで、その方たちの「ひとがら」と言うものに常に惹かれ影響を受け続けていたのだということに気が付きました。

感謝いたします「縁を頂き、本当にありがとうございます」

そして、ここまで、読んでいただきありがとうございます。
もし、私に興味を持っていただけたなら本章を読んでいただけると嬉しいです。

先ずは、私の生い立ちからはじめます。人間としての基礎を作ってくれた家族と私の物語です。
(次章へ続く)

柔道整復師 地當 健一監修

じとう接骨院の施術は、

問診と検査によって症状の原因をしっかりと見極める
原因と症状両方にしっかりアプローチする
改善すべき習慣等をわかりやすく説明する
しっかりとした治療計画を立て、症状改善までしっかりお付き合いさせていただく

という方針でやらせていただいております。

当院は、「傷ついて」日常生活をニコニコと過ごすのが辛いほどの不調や痛みでクヨクヨと過ごしているあなたの「困りごと」を解決することによって、「生き生き」と「ありのままの自分」として輝いていただくことを目標としています。

院長が1人で責任を持って全ての患者さんに対応し、よくお話を聴かせていただき「原因」をしっかりと把握してからそれぞれの状態に合わせて治療を行います。
また、何故その治療が必要なのか、どのくらいの頻度で通院すれば良いのか、日常での注意点を丁寧に説明いたします。

体に痛みや不調を感じている方は、是非一度、私に相談にいらしてください。
じとう接骨院は、自分の事を表現するのが苦手で痛みや不調をお話する場所が無い方のために「安心安全な場で、ありのままのあなたを取り戻すことが出来る場所であるよう」いつも笑顔であなたをお待ちしています。

当院は完全予約制のため、一日に対応できる患者さまの人数に限りがあります。
長年の痛みや保険が使えない症状である、慢性的な腰痛や肩こりの辛さや不安から解放されたいという方は、お電話で予約を確保いただくようお願いいたします。

自費治療では保険治療ではできないようなオーダーメードの治療をすることができます。

院長 地當 健一

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初回8,800円
2回目以降 6,600円

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受診をご希望の方は、075-595-0889まで、今すぐお電話ください。

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