「右肩の痛み、痛みの原因は合わない靴に有った」
みなさんおはようございます!
京都市山科区の渋谷街道沿いにある「ありのままのあなたを取り戻す治療院」じとう接骨院の院長地當です。
50代 男性
「服を着る時に右肩を捻じると痛みを感じます」
月に2回、定期的に来院していただいています。
去年の12月から「実は右肩を内側に捻じると痛みがあるんですよ」と相談を受けていました。
観させて頂くと、右肩関節を内旋位にしてやると肩の前に痛みを訴えられています。
内旋動作に関係する、大胸筋、大円筋、広背筋を含めて身体のバランスを整えると治療の直後は、痛みが軽減し可動域も回復します。
施術の回を重ねるごとに痛みの度合いは改善するものの、痛みが残ります・・・
これは困りましたね。
という事で、もう一度観る範囲を広げて初めから検査をやり直し、お話を聞きなおさせていただきました。
先ずは、立っていただき全体のバランスを観ます( 一一)ジー
脊柱に対して顔の位置が右によってます、脊柱自体も軸が傾いています。
その姿勢を真似してみます、身体が右方向に移動しそうになります。
それを防ごうとすると右肩に力を入れなければバランスがとれません・・・
では、何故その姿勢を取ってしまうのでしょうか?
治療直後は改善を示しているという事は、肩以外に原因が隠れているはずです、黒幕ですね!
私「肩の他に身体でお困りごとは有りませんか?」
患「左の足の土踏まずが痛い時があります、強張っている感じです」
私「いつ頃からですか?」
患「これは去年の10月くらいから少しづつ違和感を感じ始めましたね」
私「その頃に足を傷めたり、靴を新しくした覚えは無いですか?」
患「そういえば、8月くらいにそれまで4Eの幅広の革靴を履いていたのですが3Eに変えましたね。そういえば、ちょうど足に違和感を感じたのはそれから少ししてからかなぁ・・・」
私「そうですね、それは関係ありそうですね」
という事で左右の足を観察します( 一一)ジー――
左足の甲が右と比べると内側に折れ曲がっていますね。左の足の甲を把持して良い位置に直そうとすると
患「うわぁ、痛い!内じゃなくて小指側が痛いです・・・」
詳しく触診していきます、小趾対立筋と言う小さな筋肉が硬くなっています。圧を掛けるとかなりの痛みを訴えられますが自覚症状は無いようです。
左右同時に小趾対立筋に圧を加えます。
患「全然感じ方が違います・・・」
私「痛みの原因は足のバランスの偏りの可能性がありますね、足からバランスを整えていきましょう」
という事で、左右の下肢のバランス、特に足の関節、筋肉を整えてから、右肩の緊張を取る様に施術をしました。
施術後、立っていただき全体のバランスを観させて頂きます( 一一)ジー
まだ、右に偏りは有りますが全体に真ん中寄りに立つことが出来ています。肩は痛み無く楽に動きます。
私「靴を足に合ったものに変えてください、施術直後は良くなって時間が経つと元に戻るという事は靴が合っていない可能性が高いですから。靴を合わせると肩、足の痛みが戻らなくなりますよ」
患「分かりました、早速靴を合わせに行きます!」
という事で治療を終えました。
今回の場合、原因の発見まで時間が掛かってしまいました。痛みが戻ってしまう時は日常動作や癖に原因がある場合や身に付けているものの影響を受けている場合もあります。
そこまで意識してお話を聞かせて頂かなければなりませんね。
患者さんとの意思疎通の大切さを再確認させていただきました。有難うございました。
じとう接骨院は、あなたをベストを尽くしてサポートします。
じとう接骨院の施術は、
- 問診と検査によって症状の原因をしっかりと見極める
- 原因と症状両方にしっかりアプローチする
- 改善すべき習慣等をわかりやすく説明する
- しっかりとした治療計画を立て、症状改善までしっかりお付き合いさせていただく
という方針でやらせていただいております。